従来の伝統的な瞑想の方法と違い、公案とコミュニケーションを組み合わせた画期的な方法を取ります。パートナーと向かい合って座り、公案を交互に投げかけて行います。この方法はとても合理的で、社会生活の中での私たちの在り方を示唆してくれます。
公案を投げかけた後に聞き手となり、公案を投げかけられて解く、それを繰り返すことで自分の思考・感情のパターン、パートナーの思考・感情等のクセ、そして<人>とはなにかを理解することが出来ます。
この双方向の公案の問いと解くことのプロセスは、脳のなかで繰り広げられる無意識の中を素早く垣間見ることが出来、不必要に長期間闇の中でもがき苦しむ時間を省くことが出来ます。
このプロセスはある時点でピークに達し、私たちの存在の核で真空状態がおこり、公案を解く者の存在そのもの(体、思考、感情、そしてそれを操作する脳の機能)に化学反応がおこり、洞察に達します。それは、遠く手の届かないものではなく、私たちの本質のことであり、他のどの瞑想よりも、早く、深く、本質へと導いてくれることでしょう。